去年あたりから大流行している、萌え断フードの先駆け、わんぱくサンド。
みなさんも召し上がったことがありますか?
サンドイッチ用のパンに対して明らかに釣り合わないボリュームの具材をはさみ、ギュッと圧力をかけて作るサンドイッチです。
何層にもかさなる具材が織りなす美しい断面図がとても魅力的で、食欲をそそられますよね。
そんなわんぱくサンドですが、そのフォルムやボリュームにおいてサンドイッチの枠を超えているような気もしますよね。
そもそもサンドイッチにはどんな定義があるのでしょうか?
図書館で借りた、「サンドイッチの歴史」(ビー・ウィルソン著)という本の中にはサンドイッチの定義についてこのように記されていました。
『2枚以上のパンまたは同等のロールパン、フラットブレッドその他の焼いた食品を躯体(くたい)に使って、熱い冷たいにかかわらず別の食品を具として入れ、食器が不要な食事としたもの。』
なるほど!すなわち、わんぱくサンドは超正統派のサンドイッチと言えるのですね。
そんなわんぱくサンドをこのたび、流行に乗り遅れ気味ながら作ってみました。
躯体(くたい)として使用したのは、こちらのロールパン。一応手作りです。
わんぱくサンドによく使用されるサンドイッチ用の食パンとは違い、ロールパンは具を載せるスペースが狭いので、わんぱく度が低くなってしまうのが残念ですが。。
マスタードとマヨネーズとケチャップを混ぜたソースをパンに塗り。
レタス、トマト、ゆで卵、塩もみキュウリなど、冷蔵庫の中のありあわせを載せて。

ラップに包んでサンドし、手でギュッと加圧して完成です。
さぁ、断面図を見てみましょう。
パッカーン。
うーん。ちょい萌え。
やはりロールパンだとわんぱく度が低いのが残念です。
今度はサンド用の食パンを使うことにします。(←あくまでインフラのせいにする)
紫キャベツやにんじんラペなど、色あざやかな具も載せると美しい断面図になりますね。
想定内のことでしたが、わんぱくにほおばると具材がポロポロ落ちてきます。
『食器が不要な食事』というサンドイッチの定義にあてはまらなくなるのを防ぐために、ラップや包み紙が不可欠ですね。
以上、わんぱくサンドの考察でした。