このところ、キングコング西野さん、金川顕教さん、藤原和博さんといった成功者たちのビジネス本を読んできた私。
今回は、ホリエモンこと堀江貴文さんの『多動力』を読んだんですね。
とても興味深い内容で、一気に読み通してしまいました。
そして、最初に挙げた方々と共通する考え方がとても多いことに驚いたんです。
そんなわけで、この記事では、堀江貴文さんの『多動力』を読んだ感想をお伝えします。
また、他の成功者たちと共通する考え方についてもまとめてご紹介していきます。
それでは、まいりましょう!
目次
『多動力』とは
『多動力』は、2017年に出版された堀江貴文氏の著書。
これからの時代に、楽しく仕事をし、人生を充実させるために求められるのは「多動力」だと堀江氏は語ります。
それを裏付けるため、まず堀江氏は、これまで常識だと考えられてきた価値観を徹底的に暴露していきます。
- 「石の上にも三年」の価値観の転換
- 完璧主義や準備至上主義といった「バカ真面目」の洗脳を解く
- 幼少期から教え込まれている「バランス教」を暴露
そして本の後半では、どうすれば多動力を身につけられるかというテーマで論じていくという構成です。
『多動力』-個人的によかったところ
『多動力』の要約は避けますが、個人的に心に響いたところをいくつかご紹介します。
緩急を使いこなすことこそ、仕事の本質だ
何でも完璧にこなそうとするのではなく、緩急を使うことで能力を発揮できる。
たしかにそうですが、これが仕事の本質だと言い切れるところがさすがですよね。
たしかに、すべてを完璧にしようとすると、スピードが落ちてチャンスを逃してしまうかもしれません。
こんな言葉も印象に残りました。
目指すべきなのは、「完璧」ではなく「完了」。
絶対に完璧なものを作ろうと5年間準備に費やして第1回のフェスと迎えるよりも、見切り発車でも、不完全でもいいからとりあえずやってしまって、5年間トライ&エラーを繰り返したフェスのほうがクオリティも高く、お客さんも集まるものになるだろう。
準備が整ってから始めるのではなく、とりあえず始めて、あとから修正していけばいいんですよね。
「飽きる」ということはネガティブなことではない
この考え方も新鮮でした。
飽きるということは余裕が出てきたということ。
飽きたらすぐに次のプロジェクトに移ればいいということなんですね。
1つのことを極めようとする美徳は、やはり古い考え方なんでしょうかね。
もちろんそれも立派なことだと思いますが、それではこれからの時代は生き残っていけないのでしょうか。
資格や資産は足かせになる
何か新しいことをやろうとしても、資格や資産があるとかえって道が狭まってしまうということです。
今あるものを何とか生かそうと考えてしまうからですね。
必要な考え方はむしろ逆で、まず何をやりたいかをフラットに考えて、その際に必要なカードを集めるという順序。
自分が心底やりたいと思ったプロジェクトに資格が必要であれば、そのとき初めて資格を取得し、あるいは有資格者と組んでカードを揃えていけば良いということですね。
たしかにおっしゃる通りだと思いました。
『多動力』-他の成功者との共通項
『多動力』には、今をときめく成功者たちと共通する考え方がたくさん含まれていることに気づきました。
これが何を意味するのか。
他の成功者たちが堀江さんに影響を受けているのか?
あるいは、成功する人はみな同じマインドを持っているのかはわかりません。
いずれにしても興味深かったので、ここにいくつかご紹介いたします。
キングコング西野さんとの共通点
西野さんの『革命のファンファーレ』と共通しているところが2点ありました。
まずは、どんな仕事でも、固定観念にとらわれず分業化するべきという話。
堀江さんの『多動力』にはこうあります。
ストーリーを考えるのがうまかったら、そこに特化して、絵は他人に任せている漫画家もいる。なぜ本だけはダメなのだろう?
西野さんも、ほとんど同じことを言っていたと思います。
そして西野さんは実際、絵本を制作する際に分業化を実施しました。
もう1点、共通していると思ったことは、あえて炎上することで露出機会を増やしていること。
堀江さんも西野さんも、あえて炎上を恐れず発言することで、ワイドショーで写真付きで取り上げられる。
そうなると、実際に自分が出演していなくても、勝手に他人が宣伝してくれると書いています。
金川顕教さんとの共通点
金川さんとの共通点も複数みられました。
まずは、やるべきことではなく、やるべきでないことを決めること。
金川さんは、時間を有効に使うために「Not ToDoリスト」を作るべきだと書いていました。
そして『多動力』にはこうあります。
何百モノ仕事を同時にこなすためには、「自分でやらないこと」を決めるのが大切だ。自分にしかできない仕事以外は、他人に思いっきり任せよう。
ほとんど同じ考え方ですね。
成功者の共通認識なのでしょう。
もう1点は、メールの返信についてです。
金川さんは著書で、「メールを読んだら即返信」を提唱していました。
「一旦閉じてあとで返信」では非効率的だ、ということですね。
そして『多動力』にはこうあります。
仕事というのは「速度」よりも「リズム」なのだ。
メールを見て即返信する。LINEでピッピッとやりとりする。長めのテキストはスキマ時間にチェックする。
やはりできる人はみんな、メールは即返信なんですね。
見倣いたいと思います。
『多動力』にはこの他にも、他の成功者との共通点が多くあり、なんだか妙に納得してしまいました^^
まとめ
堀江さんの本は、説得力がある上にわかりやすい。
とても勉強になりました。
他の多くの成功者は、堀江さんに少なからず影響を受けているのではないかと思います。
それぐらい、堀江さんのカリスマ性が感じられる1冊でした。
ちなみに、マンガ化もされていました!