栽培開始から約2か月が経ち、梅雨真っただ中です。
雨が打ちつけることの多くなったベランダでたくましく生きるシュガーミニ氏に、大きな転機が訪れました。
1週間前くらいから、第1花房の長男坊(一番果)の顔色が変わり始めたのです。
毎朝顔色をうかがいに行くごとに、黄色→オレンジ→赤と変化してゆくのが分かります。
それに追随するかのように、となりの次男坊も色づき始めます。
(下の写真では、すでに三男坊も赤くなっていますね。)

おそらくこれ以上は赤くならないであろう段階まできたので、機は熟したり!
ついに収穫です。
丁寧にヘタのあたりにハサミを入れ、長男と次男をカゴに収めました。
↑ちなみに、右が長男、左が次男です。参考まで ( ´ڡ`)
いつまでも眺めていられるような愛しさとともに、これまでの道のりが走馬灯を始めます。
玉ねぎ用ネット、庭の石ころを下に敷いた鉢に苗を植えた4月。
自前の髪の毛を筆代わりに使って、強制的に授粉させた5月。
誘引に失敗し、茎がS字にカーブしてしまった6月。
いろいろとしくじりを繰り返してきましたが、なんとかここまでたどり着きました。
植物の生命力にただただ感動です。
「いざ実食!」といきましょう。
シンプルにそのまま、口に入れさせていただきました。
噛んでみると、しっかりとした皮と果肉、中からはジューシーなゼリー質が口いっぱいに広がります。
スーパーで普段買っているミニトマトのような酸味は感じられず、驚くほど甘い!
ビックリしました。名前にシュガーが入っているだけあります。
しかも安っぽい甘さではなく、コクもしっかりあります。
さすが、「サントリー本気野菜シリーズ」。長年の研鑽を積まれた渾身のトマト苗という感じです。
これからこの極上ミニトマトが何十個も実ってくれるのかと思うと、幸せに包まれます。
順調にいけばの話ですが・・・。
「年間総収穫数2個」なんて悲劇は何としても避けたいので、虫対策や雨対策を研究してゆきたいと思います。