読書

お運びさまで、ありがとうございます。

ここまで何回か、落語に関する基礎知識をお伝えして参りました。
今日は一息ついて、ここまでご紹介したような落語入門的な内容をまとめた本を2冊ご紹介します。
同様の趣旨の書籍は五万とありますが、今日ご紹介する本はとても分かりやすいので、
これらの本を読めばもはや、

このブログを読む必要はなくなります(-.-;)

しかし、優しい皆さまのことですから、きっとこれらの本を読まれたとしても引き続き当サイトをご贔屓いただけることと確信しております(^m^)

では、1冊ずつ見ていきましょう。

 

「もう一度学びたい 落語のすべて(落語会DVD付き)」

1冊目はこの本です。

 

 

タイトルのとおり、落語の入門者に必要な情報は「すべて」詰まっていると言って良いと思います。
おすすめの理由を詳しくご紹介しましょう。

 

落語会DVDが付いている

なんと、実際に行なわれた落語会の様子を収めたDVDが付属しています。
内容は、まず落語が2席
落語協会で人気の2人の落語家、柳家権太楼師匠の「くしゃみ講釈」と、桃月庵白酒師匠の「転宅」 が収録されています。
この2席が聴けるだけでも、この本の元が取れます。特に権太楼師匠の「くしゃみ講釈」、爆笑必至です。

しかも!その他にも、権太楼師匠の踊り寄席囃子の模範演技まで収録されていて、とても貴重な映像だと思います。

 

落語の歴史・現在の落語界についての解説

本の前半は、落語全般に関する解説です。これがとっても分かりやすい!
図表をふんだんに用いて、江戸時代にさかのぼる落語の歴史や、落語家の入門から真打昇進までを分かりやすく解説しています。
これで落語というものの全体像がつかめることでしょう。

 

落語家の紹介と演目案内

本の後半は、落語家と演目の紹介です。
有名な落語家や演目はだいたい網羅されているので、基礎知識として十分でしょう。
例えば落語家に関しては、

「東京落語の四天王」
「非常なプレッシャー、2世・3世の落語家たち」

などのタイトルのもと、人気落語家たちをカテゴライズして紹介しています。

演目案内の方も、有名な演目50席を紹介しつつ、それと似た系統の演目を併せて解説したり、それぞれの演目でおすすめのCDを紹介したりと工夫が見られます。

 

すでに絶版になっている?!

こちらの本は2011年に出版されたのですが、なんと現在、

アマゾンでも楽天でも、中古しか取扱いがありません(;_;)

もしや絶版?!こんなに良い本なのに!
西東社さん、ぜひ再版をお願いしまーす!

 

「落語のひみつ」

2冊目は、新品の取扱いがあるのでご安心を(^m^)

こちらです!

 

 

こちらは先ほどの本とは違い、落語家や演目の紹介はほとんどありません。

その代わり、「前座修業」「協会」「寄席」に焦点を当てた落語論が初心者にもわかりやすく書かれています。
つまり、落語界に詳しくなれる本なのです。

案内人を務めるのは、2代目・桂平治(=現11代目・桂文治)師匠です。現役落語家が案内人とあって、内容はとてもリアル。落語家のしきたりや楽屋事情なども書かれていて、大変興味深いものがあります。

「初心者に向けてとにかく分かりやすく書いたものの、内容は入門書の範疇を超えた深みのあるものに」と著者が述べているとおり、中級者以上の方にもおすすめできる本です。

落語家や演目を紹介する書籍と合わせて読めば、鬼に金棒ですな。

 

まとめ

落語の入門書はいくつか読んできましたが、最もおすすめなのが以上の2冊です。
「これから落語を聴いてみたい!」とか、「詳しくなってみたい!」という方はぜひご一読を。

ちなみに後から気づいたのですが、実はこの2冊、同じ人が著者として関わっています。
その著者とは

大友浩先生

です。演芸情報誌『東京かわら版』の元編集長であり、まさに演芸のプロ。良い入門書を出されるのもうなずけますなぁ。

本で落語を学ぶと、実際の落語を聴いてみたいという気持ちが高まること請け合いですよ。