前回は、唱歌「ふるさと」のメロディーを楽譜を見ずに弾いてみました。
音感を使って音を探しながら弾くのに慣れてきましたか?
今回は「ふるさと」の両手弾きに挑戦です。
最初なので簡単な弾き方になりますが、それでもピアノを両手で弾けるって何だか嬉しいですよね。
それではさっそく始めましょう!
ピアノの左手は何を弾けば良い?
右手でメロディーを弾く場合、左手では何を弾けば良いのでしょうか?
一般的には左手はコード(和音)を弾くことになります。
コードとは2つ以上の音で構成されるハーモニーのことで、メロディーの伴奏に使います。
コードは複数の音を同時に弾く方法もありますが、1つ1つの音を分散して弾く方法もあります。
一方、左手に和音ではなくベースを割り当てるという弾き方もあります。
ベースはメロディーと伴奏を支える土台のようなもの。
コードと違って単音で表現します。
ちなみに、同じメロディーに対してコードやベースは何種類もの(実質無限の)弾き方が考えられます。
コードやベースをアレンジすると、同じメロディーの曲でもかなり雰囲気を変えることができるんですね。
今回は最初なので、左手はシンプルなベースを弾いてみることにしましょう。
「ふるさと」に左手を付けてみよう
では、記念すべき初左手に挑戦です。
使う音は、メロディーを弾き始める「ド」の1オクターブ下の「ド」とその隣の「シ」です。
図に示した黄色の●になります。
次に左手(ベース)を弾くタイミングです。
いずれは右手(メロディー)とは違うタイミングで弾く練習もしたいのですが、今回は初めてなのですべての音をメロディーと同じタイミングで弾きましょう。
歌詞に合わせて左手をどのように弾けばよいか書いてみますので、挑戦してみてください。
うぎおいしかのやま(ドードードーシーシシードードードードー)
こぶなつりしかのかわ(シーシーシードードドーシーシーシードー)
ゆーめーはいーまも(シシシーシードドドードー)
めーぐーりーて(シシシーシドドドー)
わすれがたきふるさと(シーシーシードードドーシーシーシードー)
どうですか?最初はなかなか難しいかもしれません。
これができたら、今度はもう少し難しくしてみます。
使う音が少し増えます。
低い方からファ・ソ・ラ・ド・レの5つです。
うぎおいしかのやま(ドードードーソーソソードードードードー)
こぶなつりしかのかわ(ファーファーファードードドーソーソーソードー)
ゆーめーはいーまも(ソソソーソードドドードー)
めーぐーりーて(ファファファーファソソドー)
わすれがたきふるさと(ソーソーソーラーララーレーレーソードー)
音が増えて難しくなりますが、先ほどよりも曲らしくなったのではないでしょうか。
単純ではありますが、両手でピアノが弾けました(^^)
まとめ
今回は、右手でメロディー、左手でベースを弾くという練習をしてみました。
次回はメロディーにハーモニーを付ける方法を勉強してみましょう。
楽譜なしでいろいろな曲をアレンジできるようになれるよう、一歩一歩がんばりましょうね(^^)