前回は、ピアノ(キーボード)は独学でどこまで弾けるようになるのかというお話でした。
まとめると、独学でクラシックを究めるのは困難ですが、好きな曲を自分なりのアレンジで両手で演奏する、というところまでは可能でしょう。
楽譜を読む訓練をすれば難しいクラシック曲も弾きこなせるようになるかも知れませんが、それを目指すのであれば教室に通うほうが確実だと思います。
私のブログでは、あくまで独学で楽譜に頼らずにピアノを楽しめるようになるというコンセプトでいきたいと思います。
独学であれば、楽譜を読む練習や楽譜通りに弾く退屈な反復練習をする必要はありません。
しかも楽譜に頼らないので、「前は弾けたけどしばらく弾いてないから弾けなくなった」という、ピアノ経験者にありがちな状態に陥ることもありません(^^)
このコンセプトに付いてこれる方を対象に、今日は独学ピアノの最初のステップです!
「ドレミファソラシド」を弾きこなす
まずは初歩の初歩です。
ピアノは「ドレミファソラシド」が左から右に向かって順番に並んでいる楽器です。
白い鍵盤(白鍵)と黒い鍵盤(黒鍵)がありますね。黒い鍵盤には「ド#」(ドの半音高い音)などの音が割り当てられていますが、難しいので最初のうちは使いません。
では、鍵盤のなかでどの音が「ド」の音かわかりますか?
答えはこちらです。
赤い丸で示した場所は全部「ド」です。
ひとつの「ド」から次の「ド」までを「1オクターブ」と言います。
図のピアノは4オクターブありますね。みなさんのキーボードはいかがですか?
もちろんオクターブが多い方が弾ける曲も多くなりますが、クラシックを弾くのでなければ4オクターブもあれば十分です。
ピアノは88鍵(7オクターブと少し)と決まっていますが、電子キーボードの場合は32鍵、49鍵、61鍵などさまざまです。
49鍵でも大丈夫ですが、61鍵あるとアレンジの幅も広がりおすすめです。
さて、話を戻しましょう。
「ド」の位置がわかったら、何度か「ドレミファソラシド」を弾いてみましょう。
オクターブごとに弾いてみて、自分の楽器が出せる音の高さを実感してみます。
「ドレミファソラシド」だけで弾ける曲を、何も見ずに弾いてみる
次のステップとして、簡単な曲を楽譜を見ずに弾いてみましょう。
「かえるの歌」が簡単ですね。
「ド」から始めます。
ドレミファミレド
ミファソラソファミ
ド ド ド ド
ドドレレミミファファミ レ ド
こんな感じです。
できましたか?
では次は「キラキラ星」を弾いてみてください。
それができたら「チューリップ」も弾いてみます。
どれも「ド」から始まります。
最初のうちは音を探しながらになるので、少し時間がかかるかもしれません。
でもこの「音を探しながら」弾くという訓練が独学ピアノには欠かせないのです(^^)
3曲ともスムーズに弾けるようになったら今回は終了です。
え?簡単すぎる?
そんなあなたは、独学ピアノの才能おおありです(^^)
まとめ
今回は最初のステップなので簡単すぎたかもしれません。
でも、これが独学ピアノの始まりです。
これからも、楽譜を見ずに弾けるようになることを目標に少しずつステップアップしていきましょう(^^)