ビジネス本を読むとたいてい、「稼ぐためのマインドセット」みたいなものが書かれていますよね。

ああいうものってどれも似ているというか、
「ポジティブさが大切なのははわかるけど、結局どうすればいいの?」
なんて思ったりします。

そんななか、金川顕教(かながわ・あきのり)さんの著書は一味違いました。
タイトルはかなり長く、

『年収300万円はお金を減らす人
年収1000万円はお金を増やす人
年収1億円はお金と時間が増える人』

という本です。
今日は、私がこの本を読んだ感想をお伝えします。

この本の概要について

この本は、稼ぐためのマインドセットをわかりやすく伝えるために、
1つのトピックに対して年収300万円、1000万円、1億円の人がそれぞれどのように考える(行動する)かを比較して提示しています。

著者は、起業コンサルタントで事業家の金川顕教(かながわ・あきのり)さん。
若くして成功し、30歳にして年商5億円というツワモノです。

そんな著者が語るからこそ、1つ1つの考察に説得力があるんですよね。
とてもわかりやすいですし、「やってみよう!」と思える良い本だと思いました。

「なるほど!」と思ったところ

『年収1億円はお金と時間が増える人』を読みながら、「なるほど!」と思ったところをメモしてみたんですが、全部で16個もあったんですね。笑

いくつかご紹介しますので、もし興味を持たれたら実際に本を手にとってご覧ください。

年収1億円の人はマネを極める

私はこれまで、大金を稼ぐことができるのは、他人にできない発想ができる人だと思ってたんですね。
でも金川さんは、成功者のやり方を徹底的にマネすることが大切だと言っています。

年収1000万円の人は、成功者のやり方をある程度マネするんですが、どこかでオリジナリティを出したくなっちゃうそうです。

でも年収1億円の人は、成功するには成功者のマネをするのがもっとも早いということを知っているので、変にオリジナリティを出さずに徹底的にマネをするそうです。
もちろん、マネを極めた先にはオリジナリティも出てくるのでしょうが、それよりまずは徹底的にマネする素直さが必要ってことですよね。

私としては意外で、なるほどと思いました。

作るべきは「Not To Do リスト」

できる人は「ToDoリスト」を作って実行していると思うんですけど、それだと年収1000万円止まりらしいんですね。

1億円稼ぐ人は、「Not To Do リスト」を作るそうです。
「何をすべきか」ではなく、「何をすべきでないか」ですね。

自分で何でもこなそうとすると限界があるので、効率が悪い。
であれば、人に任せられることは人に任せて、自分はもっとも得意とすることに集中するべきということだそうです。

1000万円レベルの人は、つい全部自分でやりたくなっちゃうらしいんですね。
1億円レベルの人は、限られた時間をどのように使うべきかを知っている。
やはりできる人は考えることが違うな、と思いました。

顧客といっしょに稼ぐことを意識する

できる人はマーケティングに長けていると思うんですが、1億円稼ぐ人はその上をいっています。
顧客といっしょに稼ぐことを考えているっていうんですね。

結局、マーケティングをするということは、あくまでも「売り手」と「買い手」の関係です。
一方的にお金を払ってもらうわけですから、当然限界があります。

でも、顧客が稼ぐことまで考えられれば、可能性はぐっと広がりますよね。
わかりやすく言えば、お客さんを自分のビジネスに巻き込んでいく、というイメージでしょうか。

これは勉強になりました。
何か商品やサービスを作るときには、お客さん自身も一緒に稼いでいけるような設計を心がけたいものです。

「すぐにやってみよう!」と思ったところ

この本を読んで、「すぐにやってみよう!」と思ったこともたくさんあります。

メールはすぐに返す

1億円稼ぐ人は時間をムダにしないので、何でも即断即決するそうなんですね。
届いたメールも、一回読んでから閉じて、あとで返信するというのでは時間のムダだそうです。

私の場合、メールを読んでも何となくすぐには返さず、あとで返信することがよくありました。
でもそれって時間のムダですよね。

来たメールは閉じずにすぐ返信して、あとで空いた時間は何かの勉強などに充てる方が有益です。
メールを開いたということは、それだけ時間に余裕があるってことですもんね。

いつも違う場所で打ち合わせをする

私は保守的な方なので、ついいつも同じ店、同じ環境で人と会ってしまうんですね。
でも、環境を変えた方が新たな発想も出やすいそうなんです。
たしかにそうですよね。

これからは、同じ人と打ち合わせをするにしても、毎回場所を変える努力をしてみたいと思います。

目標を大きく設定する

いくら稼ぐとか、目標を立てるのは大切なんですが、どうしても現実的な数字になりがちですよね。
でも、目標を定めると絶対にそれ以上になることはないので、思い切った設定が必要らしいです。

たしかに、大きな目標を立てれば、達成するために頭をひねって新たなアイディアが生まれたり、もっとリスクを負う覚悟ができたりしますよね。

私は、目標を達成できないのが嫌なのでつい低めに設定することが多いのですが、これからは大きく出ようと思います!

まとめ

『年収1億円はお金と時間が増える人』を読んで勉強になったところをいくつかご紹介しました。

でも、本当はもっともっとたくさん書きたいことがあるんです。
それぐらい、わかりやすく、前向きにさせてくれる本でした。

ビジネスで一花咲かせたい!と思っているみなさんにオススメしたいと思います。