ギターを始めて最初に練習するべきことはいったい何でしょうか?
これは教本によっても言うことがまちまちです。
「まずはCコードを弾いてみよう」
そんな教本もあります。
確かにギターの場合、メロディを弾くよりもコード(和音)で伴奏する方が簡単なので、この方法も一理あります。
しかし、私としては、最初に練習するのは「ドレミファソラシド」が良いと思います。
音楽の基本である「ドレミファソラシド」を単音で弾く練習をするわけです。
(多くの教本も、この方法を勧めています。)
では、どうしてこの練習が効果的なのでしょうか??
その理由は、ギターという楽器の構造を理解できるからです。
まず「ドレミファソラシド」を弾いてみることで、
- 6本ある弦がそれぞれどのくらいの高さの音を出せるのか
- ギターの「フレット」にどんな役割があるのか
というようなことが分かってきます。
つまりギターがどんな楽器なのか、見えてくるんですね。
私は小学5年生でギターを始めたのですが、やはり最初は「ドレミファソラシド」を練習してみました。
その時まず感じたのは、「ピアノに比べて難しい。」ということでした。
ピアノの場合、「ドレミファソラシド」を弾くのは簡単ですよね、鍵盤を順番に押していくだけですから。
でもギターは違います。1音1音、弾く弦も押さえるフレットも違ってきます。
子どもながらに思いました。
なんだこの楽器は、と。
でも同時に、それぞれの弦が隣の弦とどれほど音が離れているかということや、押さえるフレットを1つずらすと音が半音ずれることなどを理解しました。
「ドレミファソラシド」を最初に練習することの意味はそこにあります。
あとあとわかることですが、実はそういった特徴がギターという楽器の個性であり強みでもあるんです。
ですからみなさん、まずは単音で「ドレミファソラシド」を弾けるようになりましょう。
弾き方は、教本に載っていると思います。
「ドレミファソラシド」の位置が分かると、かの名曲「きらきら星」が弾けますよ。
音を探しながら、挑戦してみましょう。
もし「最初のレパートリーが「きらきら星」なんてカッコ悪い!」と思われるなら、
「メリーさんの羊」でも大丈夫です(^m^)
「ドレミファソラシド」をマスターして、次のステップに進みましょうー!