フォーサイト行政書士講座

前回の記事で書いたように、私は行政書士試験の勉強を始めた当初、フォーサイトの行政書士講座を使いました。
と言っても正規の値段で買うと高いので、1年落ちのものを中古で安く購入したわけですが。

フォーサイトを選んだ動機は、初学者である自分には動画での詳しい解説が必要なのではないかということ。
さらにネットで検索してみると良いレビューも多かったので、これだけで合格できそうだと思ったからです。

ちなみに購入したのは、「バリューセット2 DVDコース」というもの。
これには、

  • 基礎講座
  • 過去問講座
  • 直前対策講座

の3つが含まれており、すべてに解説DVDが付属します。
定価は11万円以上。他社の通信講座や通学に比べれば安いのかも知れませんが、貧乏人にはなかなか手が出ない値段です。

この記事では、フォーサイト行政書士講座のレビューと私に合わなかった理由を、上記3講座に分けてご紹介したいと思います。

基礎講座

良かったところ

テキストはオールカラーです。文字も大きく図表も多い印象。
DVDの解説は、福澤先生という専任講師がテキストに沿って解説してくれるというもの。まったく法律を勉強したことのない人にとって、映像で教えてもらえるのはそれなりに安心感があります。

 

ここが私には合わなかった!

テキストがオールカラーなのはいいのですが、色の使い方に無駄が多い気がします。

たとえば行政法のところで言えば、行政主体の種類を枝分かれの図で示す際に、国・地方公共団体・普通地方公共団体・特別地方公共団体・独立行政法人などをすべて違う色で表現したり。

そこまで多くの色を使われると、テキストがゴチャゴチャして重要なところがぼやけてしまうんですよね。色を使うなら、意味のある使い方をしてほしいなと思いました。

また、DVDの説明はどうも冗長な印象でした。初学者にとってはそのほうが良いという見方もあるかも知れませんが、半分ぐらいはただテキストに書いてあることを読み上げているだけですし、付け加える説明は、「それはテキストを読めばわかるよ!」ということが多く。逆に説明が必要だと感じる箇所はスルーされている気がしました。

とは言え、やはり動画は印象に残りやすいため、いくつかの論点に関しては後々にも勉強するたびに先生の言っていたことを思い出すことがあったので、決して無意味ではないと思います。

 

過去問講座

良かったところ

基本テキストに沿って過去問を並べ替えた問題集を使います。ほとんど使いませんでしたが、それぞれの問題で関連するテキストのページが示されているので、しっかり使えば効果を発揮するでしょう。

また、問題集にも解説DVDが付いているため、解説を読んでも理解できないという場合には良いと思います。

 

ここが私には合わなかった!

私は基礎講座を途中までやって見切りを付けてしまったので、過去問講座はほとんど使ってはいません。

問題集については、各分野の問題をしっかり取り上げていると思います。

DVDは少し見ましたが、すべてを観ると時間がかかるので、どうしてもわからないところだけ観れば良いのかなという印象でした。

 

直前対策講座

良かったところ

じつはこの直前対策講座だけは使えるのではないかと思い、売らずにとっておき、使ってみました。
直前対策講座には、

  • 択一対策編
  • 記述問題対策編
  • 一般知識対策編

という3つが含まれています。

「択一対策編」は、いわゆる「肢別問題集」とその解説DVDです。基礎固めとして使うことができます。

「記述問題対策編」は、記述の予想問題が数多く載せられています。多くの問題を解くことで記述式に慣れることができそうです。

「一般知識対策編」は問題集ではなく、ほとんどは基礎講座編のテキストの焼き直しといった形。ただし、その年の試験委員の傾向をふまえた問題予想がされているため、参考になるかも知れません。

 

ここが私には合わなかった!

「択一対策編」と「記述問題対策編」は問題数が多くて良いのですが、問題集の解説は少なめ、一方DVDの解説は冗長で、「そんなに長く観てる時間ないよ!」ともどかしく感じました。直前対策というよりは基礎固めに使える問題集という気がします。

「一般知識対策編」のテキストはかなりの部分が基礎講座のテキストと同内容であったため、不要だと思いました。

 

フォーサイトはどんな人におすすめなのか

ここまでさんざんフォーサイトの合わなかったところを挙げてしまいましたが、もちろんフォーサイトが役立つ人も多いと思います。

やはり法律初学者で不安を感じている方であれば、動画で解説してもらえるというのは安心でしょう。

福澤先生は穏やかな人柄で、ストレスなく講義を受けることができます。

ただしDVDは合計で40枚ほどにのぼり、すべてを観るのにはかなりの時間を要します。

以上をふまえて、フォーサイト行政書士講座は以下のような方におすすめします。

  • 法律初学者で不安を抱えている
  • 読むよりも聴いて理解するタイプだ
  • 受験までまだたっぷり時間がある
    (「半年しかない」というにはおすすめできません。)
  • 十分に資金がある
    (フォーサイトを途中であきらめて、別の方法に切り替える場合の余裕も含めて)

ちなみに私は中古で購入したので、正規会員が使える「eラーニング」というネット学習システムや無料質問サービスなどを利用できませんでしたが、それらも大きなメリットになるかも知れないですね(^^)

 

まとめ

最適な勉強方法は人によってさまざまです。

フォーサイトは私には合いませんでしたが、フォーサイトを使って合格した人はもちろん大勢います。

それに、私にとってもフォーサイトで数週間勉強したことは決して無駄ではなかったと思います。

この記事は私の個人的な感想に過ぎませんが、皆さんの教材選びの参考にしていただければ幸いです(^^)