毎度お運びをいただきまして、厚く御礼申し上げます。

今日はおすすめの落語家シリーズでございます。
第4回の今日は、すでに故人となっておられる伝説の落語家

 

3代目・古今亭志ん朝師匠

 

をご紹介いたします。

 

まずは略歴です。

 

昭和32年 実父・5代目古今亭志ん生に入門。
昭和34年 二ツ目に昇進。
昭和37年 36人抜きで真打昇進し、三代目古今亭志ん朝襲名。
平成13年 肝臓がんにより死去。享年64。

 

まず注目すべきは、真打昇進までの年数。

 

はい、たったの5年です。

 

そして怒涛の36人抜き。
あの立川談志師匠も抜かれてしまい、

 

「昇進を辞退しろ」

 

と言ったそうです( ゚Д゚)

この36人抜きは、春風亭小朝師と並んで歴代最高記録です。
いかに才能があったのか、よく分かりますなぁ。

 

そして志ん朝師の師匠は、実父・5代目古今亭志ん生師でございます。
この方がまた伝説の人でして!

桂文楽師・三遊亭円生師と並び、昭和の名人と言われた伝説的な方です。

 

ですからその息子としてのプレッシャーは相当なものであったことでしょう。
しかし志ん朝師匠は見事にそれと闘いました。

父親に似ている所もありながら、しっかり独自のスタイルを築いていったのです。

 

志ん朝師匠の芸風は、一言で言えば「華やか」です。
まさに立て板に水という流れるような語り口。
スピーディーでありながら無理なく付いていける抑揚や間の取り方。
本当に明るく楽しい高座で、一席聴いた後には何とも言えない幸福感を味わえます。

これぞ落語!という正統派の芸は、

 

「落語は初心者」という方にもぜひ見ていただきたい!

 

と思います。

 

ちなみに志ん朝師匠は、実のお兄さんも落語家で10代目・金原亭馬生という師匠です。
こちらもまた趣の異なる芸で、魅力的な方。

おいおいまた、志ん生師や馬生師のこともお話ししたいと思います。

 

さて、後世にあまりに偉大な影響を与えた志ん朝師匠、得意ネタも数知れずといったところでしょうが、
強いて挙げれば

  • 「愛宕山」
  • 「火焔太鼓」
  • 「大工調べ」
  • 「井戸の茶碗」
  • 「抜け雀」
  • 「二番煎じ」
  • 「お直し」
  • 「お見立て」
  • 「替り目」
  • 「芝浜」
  • 「文七元結」・・・

 

・・・はい、多すぎて選べませんでした(*´Д`)

 

最近では、落語好きで有名な若手俳優の東出昌大さんも、志ん朝師匠が大好きだと発言していますね。
志ん朝師匠の高座、一度でいいから生で見てみたかった。。
さいわい多くの音源や映像が残されていますから、そちらで志ん朝師匠の落語に触れることはできますね。

それでは、またのお越しをお待ちしております。